改善の手順

なにも隠すことがないので、実際どのように施術をするのか説明します。近所の整体など治療院にこの手順を見せ施術してもらってもかまいません。手の痛みで苦しむ人が一人でも減ることを願っています。

施術のステップは以下になります。

  1. [1] 現状を確認する

手の痛みが出ている原因を解明します。原因は主に3つあります。

1:神経、筋肉、腱の問題
2:骨、関節の問題
3:その他の問題

この原因を手の動き、左右の差、触診によって見つけます。手は人それぞれに特徴があり、大きさ、指の長さ、皮膚の触感など手だけでたくさんの情報が分かります。

  1. [2] ゆがみを整える

手は日常的によく使うものです。気づかないで酷使していたり間違った使い方をしていたりして、動きや感覚センサーにゆがみが出ている部分を整えます。このゆがみを整えるだけで6〜8割の痛みが取れることもあります。

  1. [3] 関節の動きをよくする

手は、片手だけで27個の骨が集まっています。その骨と骨の間にある関節は動きをよくして、その周りにある筋肉や筋膜の癒着を取り除きます。関節の動きを良くすると、中には変形して曲がった関節が改善することもあります。

  1. [4] 芯のコリを取る

皮膚の下にある浅い部分の筋肉から骨に近い深い部分の筋肉のコリを取ります。深い部分のコリを取ることで、しびれや感覚麻痺した神経の働きを良くします。

  1. [5] セルフケアを伝える

効率的に効果を出すためのセルフケアを実践してもらいます。日常での手の使い方や注意事項を確認します。悪い癖を知ってもらうことで新たな痛みを未然に防ぎます。